初任のころ、憧れの先輩教員から
「50分授業のために必要な準備時間の目安は150分である」
と聞いたことがある。授業時間のおよそ3倍もの時間。
あくまでも目安。授業内容によっては2倍の時間で終わるときもあるし、自分に取って苦手分野を教える場合や初めて扱う場合は3倍では終わらないときもある。
一方、何時間準備しても不安を感じたり、どれほどたくさん準備ても足りない気もする。終わりがない・・・
だからこそ目安なのであろう。教員は授業準備だけやっていればいいわけではない。授業以外の仕事のほうが多かったりもする。
担任業務と授業と授業準備だけしていればいいのならどれだけ幸せであろうか(笑)
仮に完璧に準備できたとして授業に臨んでも予定通りにいかないのが授業というもの。
だからこそB案、C案を考えておく必要がある。これがまた時間のかかることなのだが、やっておいた方がいい。準備に必要な時間は授業時間の3倍必要ということも理解できる。
生徒のために、良い授業をするためにじっくり考えることも幸せな時間だと思う。